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よくある質問 Q&A

敷地内にお稲荷さんがあるのですが、取り壊したいと思います。どうしたらよいですか?

 


 

解体撤去の場合、お札を頂いた神社にお返しして祝詞を上げてもらいます。どこのお札かがわからなければ、近所の神社にお返しします。お札をきちんとお返しすれば、あとは建築物です。当社棟梁は解体の場合など建物に手を入れる場合は、必ず「祝詞」をあげ、建物に敬意を払います。

茶室を新築したいのですが、大体いくらかかりますか?

 


 

茶室新築につきまして、大きく二通りの目的があります。1つは茶道の流儀に則り、茶事・点前・お稽古の為の茶室。2つ目は伝統様式を好み、数奇屋風の和の空間を楽しむ為の茶室です。前者の場合は4帖半小間・8帖広間・水屋・道具収納庫・待合など、茶事に必要な設備を含めますと4帖半小間+8帖広間の2〜3倍の面積が必要になってきます。その面積で一坪200万円から300万円の単価となります。後者の場合、前者に比べますと気軽に設計可能で目的と予算に応じて一坪100万円から200万円の単価で建築する事ができます。
なお、茶室の庭に関してはさらに単価が様々です。建物の様式・形式が決まりますと、自然にそれに合う庭の設計が出来ていきます。

地震が心配なので耐震補強したいのですが。

 


 

まずは耐震診断を行います。それから、必要に応じて補強案を提案させていただき、お見積りいたします。お見積りは無料です。

宮大工になるための才能や資格は必要ですか?

 


 

「宮大工になりたい」というお問い合わせが多数あります。学生の方も、社会人の方も、宮大工職人という職業のイメージを漠然と抱いていることでしょう。特別な才能や資格は必要ありませんが、技術習得へ努力する向上心を求められます。宮大工の世界では昔から「弟子入り5年お礼奉公2年」という言葉があります。つまり一人前になるためには最低7年間かかるという内容です。現代ではこのままの解釈ですと違和感があるかも知れませんが、それだけ宮大工技術習得には時間と根気が必要だという事です。昨今の社会では、機械化・合理化の波がありますが、それに反して、特に社寺建築のような伝統的工法では、昔ながらの技法へのこだわりから、手道具作業の熟練・道具手入れと管理も不可欠となります。宮大工への情熱と強い意志がなければ続かない厳しい道であるといえるでしょう。入門してからの大まかな流れは下記のようになります。


 ・入門一年目(道具の扱い)
 ・入門二年目(道具での木材加工)
 ・入門三年目(大工技能士2級程度の技術習得)
 ・入門四年目(墨付け作業の技術習得)
 ・入門五年目(弟子入り終了)
   (総合的に建物を完成できるだけの能力を身に付ける)
 ・入門六年目(実践:図面〜完成まで)
 ・入門七年目(お礼奉公終了)

 

そして、入門七年を過ぎたら、それぞれ自分の道を歩み社会へ貢献して行ってください。