第1回 鑿(のみ)

日本の伝統建築物は、木と木を繋ぎ合わせていく「木組み」で出来上がっています。 その木組みの方法は木と木を同じ方向に繋げる「継手(つぎて)」、交わるように繋げる「組手(くみて)」、柱や梁、土台のL字部など方向の異なる部材を接合する「仕口(しぐち)」などと呼ばれていて、その種類は実に100 種類以上もあると言われています。
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第1回 左官職人

「左官」とは、土壁や漆喰壁を塗る職種のことです。左官職人さんは、土、砂、藁、石灰、そのほかさまざまな材料と水を按配しながら、最終的な表面仕上げを仕事としています。日本では長い間、壁といえば左官による塗り壁を指しました。土間の床である三和土(たたき)、台所の竈(かまど)づくりも左官の仕事でした。Read More »